みすず書房

ブルーノ・ムナーリ

Bruno Munari

1907年ミラノ生まれ。インダストリアル・デザイナー、グラフィック・デザイナー、絵本作家、造形作家、映像作家、彫刻家、詩人、美術評論家、美術教育家。後期未来派に参加し、絵画や彫刻を制作。1933年に代表作「役に立たない機械」を発表。1942年に絵本『ナンセンスの機械』(原題『ムナーリの機械』)を刊行、この頃より子どもの創造力を育てるための絵本づくりを手がけ始める。1948年創立メンバーの一人として具体芸術運動(Movimento Arte Concreta)に参加。同年、児童のための新しい様式の絵本7種を発表。1954, 55, 79年に優れたデザイナーに与えられるコンパッソ・ドーロ賞を受賞。1956年よりプロダクト・ブランド、ダネーゼとのコラボレーション開始。1967年ハーヴァード大学でビジュアル・デザインの講座を担当。1974年国際アンデルセン賞受賞。1985年東京の「こどもの城」で「大ムナーリ展」開催。その他、パリ、ミラノ、エルサレムなど国内外を問わず個展を開催。1998年91歳で死去。著書に『芸術としてのデザイン』(ダヴィッド社)『ファンタジア』『デザインとヴィジュアル・コミュニケーション』『モノからモノが生まれる』『芸術家とデザイナー』(すべてみすず書房)、絵本『木をかこう』『太陽をかこう』(至光社国際版絵本)『闇の夜に』(河出書房新社)など多数。