みすず書房

ミシェル・E・ド・モンテーニュ

Michel Eyquem de Montaigne

1533年2月28日フランスのボルドーに近いモンテーニュの城館で生まれる。幼時よりラテン語で教育をうけ、大学で研鑚をつんでから、24歳でボルドー高等法院の裁判官となった。32歳で結婚、38歳の誕生日に引退の辞を書斎にきざみこみ、以後は農園経営のかたわら、読書と思索に身をささげる。折々に書きとめた覚え書きを80年に『エセー』二巻として自費出版。翌年にかけてドイツからイタリアにかけて旅行するが、ボルドー市長に選出され帰郷。二期をつとめて退き、第三巻を執筆。『ミシェル・ド・モンテーニュ殿のエセー』として88年パリで刊行される。1592年9月13日に没す。