1957年兵庫県生まれ。1980年京都大学工学部建築学科卒業、前川國男建築設計事務所入所。2000年4月京都工芸繊維大学助教授、2008年10月同教授、2023年4月から神奈川大学教授。京都工芸繊維大学名誉教授。工学博士(東京大学)。専門は近代建築史、建築設計論。主な著書に『建築の前夜 前川國男論』『未刊の建築 前川國男論・戦後編』『ル・コルビュジエから遠く離れて』『モダニズム建築紀行』『ルイス・カーン』『近代建築を記憶する』『坂倉準三とはだれか』『建築家・坂倉準三「輝く都市」をめざして』『残すべき建築』など。「生誕100年・前川國男建築展」事務局長、「文化遺産としてのモダニズム建築―DOCOMOMO20選」展と「同100選」展のキュレーションの他に、アントニン・レーモンド、坂倉準三、シャルロット・ぺリアン、白井晟一、丹下健三、村野藤吾、谷口吉郎・谷口吉生、吉村順三、大髙正人、増田友也、山本忠司、浦辺鎮太郎、瀧光夫、鬼頭梓など、多くの建築展に携わる。DOCOMOMO Japan代表(2013年5月-2018年9月)、文化庁国立近現代建築資料館運営委員(2013年4月-2020年3月)。同志社大学兼任講師(2009年4月-2012年3月、2018年4月-2021年3月)、京都芸術大学非常勤講師(2011年-)。2019年『建築の前夜 前川國男論』(みすず書房 2016)により日本建築学会賞(論文)受賞。『未刊の建築 前川國男論・戦後編』(同 2024)はその続編にあたる。
松隈洋
まつくま・ひろし