みすず書房

エレーナ・ムーヒナ

Елена Мухина

1924年ウファに生れる。30年代初めにはレニングラード(現在のサンクトペテルスブルク)に移住し、病弱な母に代って、元バレリーナで舞台美術の仕事をしていたおばに育てられる。独ソ戦開戦時は16歳、レニングラード第30学校の女子生徒。包囲されたレニングラードから、親戚の暮らすゴーリキー市(現在のニジニ・ノーブゴロド)への脱出をめざす。1991年モスクワにて没。詳細は、『レーナの日記』(佐々木寛・吉原深和子訳、みすず書房、2017)所収「レーナ・ムーヒナの生涯はどのようにして復元されたのか」を参照。