みすず書房

アラン・マバンク

Alain Mabanckou

作家、大学教員。1966年、コンゴ共和国ポワント=ノワール生まれ。首都ブラザヴィルのマリアン・ングアビ大学で学んだ後、渡仏し、法学を修めた。2002年に渡米するまで、スエズ=リヨン水道社でコンサルタントとして働く傍ら、詩人として出発する。最初の小説Bleu-Blanc-Rouge(Présence Africaine, 1998)はブラック・アフリカ文学大賞を受賞し、一躍注目を集めた。小説Verre cassé(Seuil, 2005)ではフランコフォニー五大陸賞を、Mémoires de porc-épic(Seuil, 2006)ではルノドー賞を受賞。フランス語表現アフリカ文学の最重要の書き手の一人として大きな発信力をもつ。2006年よりカリフォルニア大学ロサンゼルス校の正教授としてフランス語圏文学とクリエイティヴ・ライティングを教え、2015年には作家として初めてコレージュ・ド・フランスの招聘教授に着任した。『アフリカ文学講義』(中村・福島訳、みすず書房)はこのコレージュ・ド・フランスでの講義録である。