カリフォルニア大学サンディエゴ校の心理学教授。アメリカ心理学会とパーソナリティ心理学・社会心理学会(The Society for Personality and Social Psychology)においてフェローを務める。人間の社会性に関する、進化的・認知的な基盤に関心がある。対人関係における「許し」に初めて着目し、実験的に研究する方法を開発した研究者の一人。ほかにも、「感謝」「復讐」「向社会的行動」「宗教的な認知」「異なる時点での選択」などを実験的に研究する方法の開発を行ってきた。近年では自制心やホルモン(オキシトシン)が持つ社会的影響について研究を行っている。著書に、『親切の人類史』(的場知之訳、みすず書房)のほか、Beyond Revenge: The Evolution of the Forgiveness Instinct (Jossey-Bass, 2008) がある。編著書に、The Psychology of Gratitude (Oxford University Press, 2004), Forgiveness: Theory, Research, and Practice (Routledge, 2000) などがある。
マイケル・E・マカロー
Michael E. McCullough