みすず書房

馬宏傑

マー・ホンジエ Ma Hongjie

1963年、中国河南省洛陽市生まれ。写真記者。1983年より撮影を始める。武漢大学新聞撮影学科で学んだのち、河南経済日報社、河南法制報社などを経て、2004年より中国国家地理雑誌社に勤務。『中国国家地理』(Chinese National Geography)の制作に携わる。急速な社会の変容を背景に、中国民間の生活誌や下層社会の生のありようを主題として撮影を重ね、雑誌『読庫』などに寄稿。著書に、猿まわしで生きる最後の世代を20年にわたり取材して大反響を呼んだノンフィクション『最后的耍猴人』(『最後の猿まわし』永野智子訳、みすず書房)のほか、障碍者男性の嫁探しを取材した『西部招妻』、中国各地の家を訪ね家財道具を写した『中国人的家当』などがある。