1889-1964。インドの政治家、民族独立運動の指導者。英国の支配に抵抗、1945年までに下獄9回、人生の最盛期を獄中に過した。この間、ガンディの不服従非暴力運動にも協力した。1947年の独立とともに首相、外相および連邦関係相を兼ねた。49年連邦首相会議、55年バンドンのアジア・アフリカ会議と、内政に外交に多面的な活躍をした。その反帝国主義、反植民地主義、反人種差別主義には戦後世界をリードしていく歴史感覚と民衆への愛情があった。おもな著書 『自叙伝』(「世界の名著」63巻、中央公論社、1967)、『インドの発見』(全2巻、岩波書店、1953-6)ほか。
ジャワーハルラール・ネルー
Jawaharlal Nehru