みすず書房

西丸四方

にしまる・しほう

1910年生。1936年東京大学医学部卒業。都立松沢病院、東京女子医専講師を経て、信州大学・愛知医科大学名誉教授、北信総合病院顧問。2002年歿。主な著書『傑出人脳の研究』(長与又郎・内村祐之と共著、岩波書店、1939)『精神医学入門』(1949)『臨床精神医学辞典』(1974)『やさしい精神医学』(1975)(以上南山堂)『異常性格の世界』(1954)『心の病気』(1975)(以上創元社)『病める心の記録』(中央公論社、1968)『臨床精神医学研究』(1971)『精神医学の古典を読む』(1989)『精神医学の臨床から』『精神医学の人と書物』(「西丸四方の本」1-2、1991)(以上みすず書房)『精神医学彷徨記』(金剛出版、1976)『彷徨記 狂気を担って』(批評社、1991)『西丸四方著作集』(全3巻、丸の内ハイデ出版社、1992)。訳書 ヤスペルス『精神病理学総論』(共訳、岩波書店、1953)クレッチマー『医学的心理学』(共訳、1955)ヤスパース『精神病理学原論』(1971)チュルン『ジャスミンおとこ』(1975)シュナイダー『臨床精神病理学序説』(1977)クレペリン『精神分裂病』『躁うつ病とてんかん』『精神医学総論』(共訳、1986、1986、1994)ランゲ‐アイヒバウム『ヘルダリン』(1989)(以上みすず書房)ハインロート『狂気の学理』(中央洋書出版部、1990)ほか。