みすず書房

野口建彦

のぐち・たけひこ

1941年東京に生れる。1965年慶應義塾大学経済学部卒業。同大学院経済学研究科博士課程をへて、日本大学経済学部教授。1978-80、86-87年東京大学教養学部講師、96年慶應義塾大学講師、1980-81年ケンブリッジ大学クレアホール・カレッジ客員研究員、96年ケンブリッジ大学ペンブルック・カレッジ客員研究員を歴任。2014年歿。訳書 K・ポラニー『大転換』(共訳、東洋経済新報社、1975)、B・センメル『社会帝国主義史』(共訳、みすず書房、1982)、T・C・オーウェン『未完のブルジョワジー——帝政ロシア社会におけるモスクワ商人の軌跡、1855-1905年』(共訳、文眞堂、1988)、E・J・ホブズボーム『帝国の時代』(全2巻、共訳、みすず書房、1992/1998)。主論文「二つの帝国主義とオットマン帝国の解体」(入江節次郎編『講座西洋経済史 III 帝国主義』同文館、1980所収)「万国のプロレタリアは団結しなかった——後進国革命」(『マルクス死後百年』日本評論社、1983所収)「カール・ポラニー再考」(岩波書店『思想』1995年6月号所収)「中央銀行と国民経済の危機」(『大航海』1999年4月号(第27号)所収)。