みすず書房

ギルバート・ライル

Gilbert Ryle

1900年英国ブライトンに生まれる。オックスフォード大学で古典学を学び、1924年クライスト・チャーチ・カレッジ講師となる。1932年「系統的に誤解を招く諸表規」(邦訳、『現代哲学基本論文集II』勁草書房、所収)を発表、1949年最初の本『心の概念』刊行(邦訳みすず書房、1987)、1945-68年オックスフォード大学の形而上学担当のウェインフリート教授、1947-71年『マインド』誌の編集長を勤め、日常言語学派の形成と発展に指導的な役割を果たした。ほかに著書としては、『ジレンマ』(1954、邦訳、勁草書房、1997)『思考について』(1979、邦訳みすず書房、1997)等がある。1976年歿。