みすず書房

アナトーリー・ルィバコフ

A. Rybakov

1911年ウクライナ共和国チェルニーゴフ市で生まれる。1930年モスクワ運輸技師大学に入学。卒業後は自動車技師となる。1948年、処女作の少年向け冒険小説『短剣』を発表。1951年『運転手たち』でソ連邦国家賞受賞。著書には『青銅の鳥』(1956)、三部作『クローシの冒険』(1960;邦訳『おとなへの第一歩』理論社)『クローシの休暇』(1966;邦訳『根つけ綺譚』勁草書房)『無名戦士』などの青少年向け作品のほか、『エカテリーナ=ボローニナ』(1955)、雪どけ時代の話題作『ソスニャーキの夏』(1964;邦訳、恒文社)、ユダヤ人系ソ連人の家族三代の歴史を描いた『重い砂』(1979;邦訳、偕成社)がある。