みすず書房

オットー・ランク

Otto Rank

1884-1939。オーストリアの精神分析家・批評家。非医師であるにもかかわらずフロイトに見出され、国際精神分析学会の書記や学会誌Imagoの創刊に携わった。本書やフェレンツィとの共著Entwicklungsziele der Psychoanalyseを通じて、フロイトの理論との相違が明らかになり、晩年は精神分析サークルから離脱することを余儀なくされた。著書Der Mythus von der Geburt des Helden, 1909(『英雄誕生の神話』人文書院)、Das Trauma der Geburt: und seine Bedeutung fur die Psychoanalyse, 1924(『出生外傷』みすず書房)、Der Doppelganger, 1925(『分身 ドッペルゲンガー』人文書院)ほか。