Rosa Liksom
1958年フィンランドのラップランド州ウリトルニオ生まれ。ヘルシンキ、コペンハーゲン、モスクワで人類学を学ぶ。デビュー作『一夜の停留所』でJ・H・エルッコ新人賞を受賞。のちのシベリア鉄道の旅が結実した『コンパートメントNo. 6』でフィンランディア賞を受賞(末延弘子訳、みすず書房)。小説のほかに漫画や絵本も執筆し、これまでに二十数ヶ国語に翻訳されている。