みすず書房

ヴェンカトラマン・ラマクリシュナン

Venkatraman "Venki" Ramakrishnan

1952年インド生まれの構造生物学者。マハラジャ・サヤジラオ大学バロダ校卒業後、米国オハイオ大学で博士号(物理学)を取得。カリフォルニア大学サンディエゴ校で生物学の道に進み、イエール大学でのポスドク研究員時代にリボソーム研究を開始した。ブルックヘヴン国立研究所、ユタ大学を経て、1999年から英国ケンブリッジにあるMRC分子生物学研究所(LMB)のシニアフェロー。2009年、リボソームの構造と機能解明への功績でノーベル化学賞をアダ・ヨナット、トーマス・スタイツと共同受賞。2015年から20年まで、英国王立協会の会長を務めた。著書に『ジーン・マシン――細胞のタンパク質工場「リボソーム」をめぐる競争』(みすず書房、2025)、『Why We Die ホワイ・ウィ・ダイ――老化と不死の謎に迫る』(日本経済新聞出版、2025)がある。