1935-2003。1935年11月1日、イギリス委任統治下のエルサレムに生まれる。カイロのヴィクトリア・カレッジ等で教育を受けたあと合衆国に渡り、プリンストン大学卒業、ハーヴァード大学で学位を取得。コロンビア大学英文学・比較文学教授を長年つとめた。2003年9月歿。邦訳されている著書に『オリエンタリズム』(平凡社、1986、ライブラリー版 1993)『イスラム報道』(みすず書房、1986、増補版 2003)『始まりの現象』(法政大学出版局、1992)『音楽のエラボレーション』(みすず書房、1995、新装版 2004)『知識人とは何か』(平凡社、1995、ライブラリー版 1998)『世界・テキスト・批評家』(法政大学出版局、1995)『パレスチナとは何か』(岩波書店、1995、現代文庫版 2005)『ペンと剣』(クレイン、1998、ちくま学芸文庫版 2005)『文化と帝国主義』(旧版全2巻、みすず書房、1998、2001、改訳新版 2025)『遠い場所の記憶 自伝』(みすず書房、2001)『フロイトと非ヨーロッパ人』(平凡社、2003)『パレスチナ問題』(みすず書房、2004)『バレンボイム/サイード 音楽と社会』(みすず書房、2004)『オスロからイラクヘ』(みすず書房、2005)『人文学と批評の使命』(岩波書店、2006)『サイード自身が語るサイード』(紀伊國屋書店、2006)『故国喪失についての省察』(全2巻、みすず書房、2006、2009)『権力、政治、文化』(太田出版、2007)『晩年のスタイル』(岩波書店、2007)『収奪のポリティックス』(NTT出版、2008)『文化と抵抗』(共著、ちくま学芸文庫、2008)『サイード音楽評論』(全2巻、みすず書房、2012)などがある。
エドワード・W・サイード
Edward W. Said