みすず書房

鈴木一誌

すずき・ひとし

1950-2023。東京都立川市生まれ。東京学芸大学、東京造形大学ともに中退。グラフィックデザイナー杉浦康平のもとで12年間アシスタントをつとめ、85年、独立。本文ページのレイアウト・フォーマットをめぐって朝日新聞社とのあいだで争われた「知恵蔵裁判」を93年に提訴し、99年に高裁で敗訴。81年、映画批評で第1回ダゲレオ出版評論賞。98年、講談社出版文化賞ブックデザイン賞。デザインのおもな仕事に『昭和——二万日の全記録』、『Japan An Illustrated Encyclopedia——英文日本大事典』、『クロニック世界全史』、『大辞泉』、『鈴木清順全映画』、『小川紳介 映画を獲る』、『加藤泰作品集』ほか多数。著述に「ページネーションのための基本マニュアル」「明解日本語文字組版」(共著、99年、『印刷ガイドブック——DTP実践編』玄光社、所収)、『知恵蔵裁判全記録』(共著、01年、太田出版)、『画面の誕生』(みすず書房、2002)、『ページと力 手わざ、そしてデジタル・デザイン』(青土社、2002、増補新版2018)ほか。