みすず書房

酒井忠康

さかい・ただやす

1941年、北海道に生まれる。64年、慶應義塾大学卒業後、神奈川県立近代美術館に勤務。92年、同館館長。2004年、世田谷美術館館長に就任し現在に至る。その間、国内外の数多くの展覧会企画・運営に携わる。国際美術評論家連盟会員、全国美術館会議理事、美術館連絡協議会理事長などを務める。専門は近・現代美術。79年、近代日本美術の黎明期を扱った『開化の浮世絵師 清親』(せりか書房)『海の鎖』(小沢書店)などの著作で第1回サントリー学芸賞を受賞。
著書に『海の鎖』(青幻舎)『覚書 幕末・明治の美術』(岩波書店)『遠い太鼓』『魂の樹』『森の掟』『彫刻の庭』(以上、小沢書店)『彫刻家への手紙』『彫刻家との対話』『ある日の画家』(以上、未知谷)『日本近代思想大系 美術』(共著、岩波書店)『岸田劉生随筆集』(編著、岩波文庫)『若林奮 犬になった彫刻家』『鞄に入れた本の話』『芸術の海をゆく人 回想の土方定一』『芸術の補助線 私の美術雑記帖』(以上、みすず書房)『ヨーゼフ・ボイスの足型』(共著、みすず書房)『鍵のない館長の抽斗』『片隅の美術と文学の話』『美術の森の番人たち』(以上、求龍堂)『横尾忠則さんへの手紙』(光村図書出版)ほか多数。