みすず書房

鈴村和成

すずむら・かずなり

1944年生まれ。東京大学フランス文学科修了。元横浜市立大学教授。長年ランボーの読解に心血を注ぎ、とりわけ詩作放棄後アラビア、アフリカでのランボーの足跡を実地にくまなく追うことで、これまでほとんど顧みられなかったアフリカ書簡に斬新な解釈を施してきた。著書:『ランボー叙説』『ランボーのスティーマー・ポイント』『バルト テクストの快楽』『ランボー、砂漠を行く』『ヴェネツィアでプルーストを読む』『ランボーとアフリカの8枚の写真』『テロの文学史』『三島SM谷崎』ほか多数。訳書に、ランボー全集の初の個人訳『ランボー全集 個人新訳』(2011)、ロラン・バルト『テクストの楽しみ』(2017)。