みすず書房

下村寅太郎

しもむら・とらたろう

1902-1995。京都市生まれ。1926年、京都帝国大学哲学科卒。西田幾多郎に師事し、後に『全集』編集委員。1941年、東京文理科大学助教授。1945年、東京文理科大学(1949年より東京教育大学)教授。1966年、東京教育大学を定年退官、同大学名誉教授、学習院大学教授。おもな著書に『ライプニッツ』(1938)『自然哲学』(1939)『科学史の哲学』(1941)『無限論の形成と構造』(1944、以上弘文堂)『西田哲学』(白日書院、1947)『ヨーロッパ遍歴——聖堂・画廊・広場』(未來社、1961)『レオナルド・ダ・ヴィンチ』(勁草書房、1961)『アッシシの聖フランシス』(南窓社、1965)『ルネッサンスの芸術家——精神史的研究』(筑摩書房、1969)『モナ・リザ論考』(岩波書店、1974)『スウェーデン女王クリスチナ——バロック精神史の一肖像』(中央公論社、1975)『東郷平八郎』(講談社学術文庫、1981)『ブルクハルトの世界』(岩波書店、1983)『下村寅太郎著作集』(全13巻、みすず書房、1988-99)。

『科学史の哲学』《始まりの本》加藤尚武解説(みすず書房、2012)。