みすず書房

A・K・シャルマン

Alix Kates Shulman

1932年、オハイオ州クリーブランドに生まれる。53年、ケイスーウェスタン・リザーヴ大学卒業後結婚、ニューヨークに行き、コロンビア大学大学院哲学科に進学。当時哲学は、女性のする学問ではなく、職もないとみなされていたので、英文学専攻の大学院生の夫のために、55年大学院中退、働き始める。59年、テキスタイル・デザイナーと二度目の結婚。一男一女をもうける。60-62年、ニューヨーク大学で数学を学ぶ(78年にMA取得)。67年以降、レッド・ストッキングスをはじめとする女性解放運動のグループに所属し、積極的な活動を展開。72年、小説Memoirs of an Ex-Prom Queenで作家活動開始。100万部を超すベスト・セラーとなり、大学の授業でも頻繁に取り上げられる。78年、Burning Questions、81年、On the Stroll、87年、In Every Woman's Lifeを発表。エマ・ゴールドマンの講演・エッセイ集を二冊編集。ゴールドマンの伝記を含む児童書を四冊出版。その他、フェミニスト雑誌や新聞に、コラム、エッセイを多数発表。89年に、彫刻家で高校時代の同級生スコット・ヨークと三度目の結婚。95年、Drinking the Rain(『雨水を飲みながら』田崎由布子訳、みすず書房)出版。Los Angeles Times Book Prizeの最終候補に残る。また、Body Mind Spirit Award of Excellence受賞。現在、ニューヨークとメイン州ロング・アイランドで半年ずつを過ごす。99年に新しい回想録A Good Enough Daughterを出版予定。