1928-2008。ニューヨーク州立大学の歴史学教授を務めた。1955年に、第一次世界大戦前イギリスの社会帝国主義についての研究で、コロンビア大学の歴史学博士号を取得。イギリスの近代史の重鎮、故J・B・ブレブナー教授らとの協同研究を基盤にして、1958-59年にロックフェラー財団の研究奨励金を得て、イギリスで著書『社会帝国主義史』(1960、野口建彦・野口照子訳、みすず書房)を完成させた。1960年代以降、ロビンスン、ギャラハー教授の「自由貿易帝国主義論」にも関心を寄せ、『自由貿易帝国主義の生成』(1970)を著わす。古典派経済学ならびにメソディズ厶の研究でも著名である。
バーナード・センメル
Bernard Semmel