みすず書房

玉野井芳郎

たまのい・よしろう

1918年山口県に生まれる。1941年東北帝国大学法文学部卒業。同大学助手、講師、助教授を経て、1951年東京大学教養学部助教授。1958‐60年ロックフェラー財団フェローとして米国ハーヴァード大学に留学、1960年経済学博士、東京大学教授。1969年および1973-74年ドイツを中心にヨーロッパに遊学。1978年定年退官。元沖縄国際大学教授。東京大学名誉教授。1985年歿。専攻 経済理論および経済学史。著書『マルクス経済学と近代経済学』(日本経済新聞社、1966)、『経済理論史』(東大出版会、1977)、『地域分権の思想』(東洋経済新報社、1977)、『生命系のエコノミー』(新評論、1982)、『科学文明の負荷』(論創社、1985)。訳書 ポラン二ー『人間の経済』I・II(共訳、岩波現代選書、1980)、イリイチ『シャドウ・ワーク』(共訳、岩波現代選書、1982)、同『ジェンダー』(同、1984)ほか。