みすず書房

ハンス・ツィシュラー

Hanns Zischler

1947年ニュルンベルクに生まれる。1966年にインゴールシュタットで大学入学資格を取得後、ミュンヒェン大学およびベルリン自由大学で文芸学・哲学を学ぶ。映画・舞台での俳優活動のほか、演出家、脚本家、プロデューサー、エッセイストとさまざまな顔を持つ才人として知られる。とりわけジャック・デリダの著作をはじめとするフランスおよびイギリスの現代思想の翻訳紹介は高い評価を受けており、〈ドイツでもっとも知的な俳優〉とも呼ばれている。著書としては“Im Wortlaut”(1997、Alphaus)、“You Can’t Judge a Book by its Cover”(1995、Merve Verlag)、“Tagesreisen”(1993、Merve Verlag)ほかがあり、代表的な映画出演作としては『新ドイツ零年』(1991、ジャン=リュック・ゴダール)『別れの朝』(1983、ローベルト・ファン・アカレン)『さすらい』(1975、ヴィム・ヴェンダース監督)等がある。