みすず書房

富田玲子

とみた・れいこ

1938年、東京都に生まれる。1961年、東京大学工学部建築学科卒業、同大学院丹下健三研究室にて修士課程修了。1963-71年、吉阪隆正が主宰するU研究室に所属。1971年、樋口裕康、大竹康市らと象設計集団を設立。主な作品に、ドーモ・セラカント(1974)、ドーモ・アラベスカ(1974)、ドーモ・キニャーナ(1992)などの住宅、名護市庁舎(1981)、今帰仁村中央公民館(1975)、進修館(1980)、笠原小学校(1982)、矢野南小学校(1998)、由布院美術館(1991)、石川県九谷焼美術館(2001)、津山洋学資料館(2009)などの公共建築、用賀プロムナード(1986)、台湾冬山河親水公園(1994)などのランドスケープデザインなどがある。著書に、『小さな建築』(みすず書房、2007、増補新版2016)、象設計集団『空間に恋して——象設計集団のいろはカルタ』(共著、工作舎、2004)。訳書に、ケヴィン・リンチ『都市のイメージ』(丹下健三との共訳、岩波書店、1968、新装版2007)がある。