みすず書房

田中純

たなか・じゅん

1960年、宮城県仙台市に生まれる。1991年、東京大学大学院総合文化研究科(地域文化研究専攻)修士課程修了。2001年、東京大学より博士(学術)の学位授与。専門は思想史・表象文化論。東京大学教授。著書に『残像のなかの建築──モダニズムの〈終わり〉に』(未來社、1995)『都市表象分析I』(INAX出版、2000)『ミース・ファン・デル・ローエの戦場』(彰国社、2000)『アビ・ヴァールブルク 記憶の迷宮』(青土社、2001、第24回サントリー学芸賞)『死者たちの都市へ』(青土社、2004)『都市の詩学──場所の記憶と徴候』(東京大学出版会、2007、第58回芸術選奨文部科学大臣新人賞)『政治の美学──権力と表象』(東京大学出版会、2008、第63回毎日出版文化賞)『イメージの自然史──天使から貝殻まで』(羽鳥書店、2010)『建築のエロティシズム──世紀転換期ヴィーンにおける装飾の運命』(平凡社、2011)『ムネモシュネ・アトラス』(共著、ありな書房、2012)『冥府の建築家——ジルベール・クラヴェル伝』(みすず書房、2012)ほか。2010年、第32回フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞受賞。