みすず書房

ジャン・ドゥーシュ

Jean Deutsche

パリ第6大学で遺伝子学の教授をつとめ、現在は名誉教授。比較発生遺伝学(エボデボ)という新しい分野を推進し、発生生物学と進化論を統合することを目指した。ミトコンドリアの遺伝の研究やHox遺伝子などの解析を中心として活躍。著書に『カタツムリをタクシーだと思っている虫』2007(ジャン・ロスタン賞2008)『進化する遺伝子概念』2012(佐藤直樹訳、みすず書房2015)などがある。2009年、コレージュ・ド・フランスで講演。ラジオ放送France cultureに出演したり、雑誌『Pour la science 科学のために』2013年秋号の遺伝子に関する特集号で序文を執筆したりと、啓蒙分野でも活躍する、フランスを代表する遺伝・発生学者。