みすず書房

土田昇

つちだ・のぼる

1962年、東京生まれ。土田刃物店三代目店主。父・土田一郎より引き継いだ千代鶴是秀作品の研究家であるとともに、木工手道具全般の目立て、研ぎ、すげ込み等を行う技術者でもある。竹中大工道具館(神戸)の展示・研究協力。ものつくり大学技能工芸学部、非常勤講師。著書『時間と刃物――職人と手道具との対話』(芸術新聞社、2015)、『職人の近代――道具鍛冶千代鶴是秀の変容』、『刃物たるべく――職人の昭和』『瀏瀏と研ぐ――職人と芸術家』(いずれもみすず書房、2017、2020、2024)。共著『「室内」の52年――山本夏彦が残したもの』(INAX出版、2006)『千代鶴是秀――日本の手道具文化を体現する鍛冶の作品と生涯』『千代鶴是秀写真集①②』(いずれもワールドフォトプレス、2006、2007、2008)、『鉋大全』『鑿大全』『鋸・墨壺大全』『大工道具・砥石と研ぎの技法』『鉋の技と銘品大全』『大工道具鍛冶大全』(いずれも誠文堂新光社、2009、2010、2011、2011、2013、2016)、『巧拙無二――近代職人の道徳と美意識』(剣筆舎、2020)、『鍛え造る 秋山実写真集』(みすず書房、2022)。