みすず書房

トーヴェ・ディトレウセン

Tove Ditlevsen

1917-1976。コペンハーゲン、ヴェスタヴロー地区の労働者階級の家に生まれる。中学を卒業後、文芸誌『野生の小麦』に詩『わが亡き子へ』(Til mit døde barn)が掲載される。1939年初詩集『少女の心』(Pigesind)を出版。1956 年、金の月桂樹賞を、1959年、文化省児童書賞を受賞。1976年に自死(58 歳)。詩集に、『女心』(Kvindesind、1955)『大人』(De voksne、1968)、小説に、『子ども時代の通り』(Barndommens gade、1943)『顔』(Ansigterne、1968)『ヴィルヘルムの部屋』(Vilhelmsværelse、1975)、回想録に、『お皿洗いからの逃避』(Flugtenfra opvasken、1959)『子ども時代』(Barndom、1967)『青春時代』(Ungdom、1967)『結婚/ 毒』(Gift、1971)、児童書に『アンネリーセは十三歳』(Annelise-tretten år、1959などがある。邦訳は、『子ども時代』『青春時代』『結婚/ 毒』の三部作を一書に収めた『結婚/ 毒――コペンハーゲン三部作』枇谷玲子訳、みすず書房、2023、および『アンネリーセは十三歳』大久保貞子訳、学習研究社、1971。