みすず書房

吉川豊子

よしかわ・とよこ

1949年、東京生まれ。1976年、東京大学大学院文学研究科修士課程修了。山梨県立女子短期大学教授。日本近代文学専攻。「『青鞜』から『大衆小説』作家への道/吉屋信子『屋根裏の二処女』」(1995年)、「『海の極みまで』『真珠夫人」『或る女』/吉屋信子初期三部作の時代と“戦略”」(1997年)、「吉屋信子『花物語』作品鑑賞」(2002年)、「『月から来た男』解説」(2002年)などの吉屋信子研究のほか、「漱石の風呂」(1993年)、「ヒロインとしての『新しい女』/『三四郎』『煤煙』と平塚らいてう」(1999年)など、夏目漱石とその周辺研究、「近代日本の『レズビアニズム』/1910年代の小説に描かれたレズビアン」(1998年)、「『恋愛と結婚』(エレン・ケイ)とセクソロジー」(1999年)など、セクシュアリティやジェンダーに関する研究がある。