みすず書房

矢倉英隆

やくら・ひでたか

サイファイ研究所ISHE代表。1972年北海道大学医学部卒業。1978年同大学院博士課程修了(病理学)。1976年からハーヴァード大学ダナ・ファーバー癌研究所、スローン・ケタリング記念癌研究所、旭川医科大学を経て、2007年東京都神経科学総合研究所(現東京都医学総合研究所)免疫統御研究部門長として研究生活を終える。2001-2007年首都大学東京(現東京都立大学)客員教授。2009年パリ第1大学パンテオン・ソルボンヌ大学院修士課程修了(哲学)。2016年ソルボンヌ大学パリ・シテ大学院博士課程修了(科学認識論、科学・技術史)。2016-2018年トゥール大学招聘研究員。著書に『免疫学者のパリ心景――新しい「知のエティック」を求めて』(医歯薬出版、2022)。著書に『免疫から哲学としての科学へ』(2023)、訳書にフィリップ・クリルスキー『免疫の科学論――偶然性と複雑性のゲーム』(2018)、パスカル・コサール『これからの微生物学――マイクロバイオータからCRISPRへ』(2019、以上みすず書房)がある。