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教育術<品切>

ERZIEHUNGSKUNST METHODISCH-DIDAKTISCHES


著者シュタイナーは人が生まれてからおとなになるまでの間を、7年を単位として3つの段階でとらえようとする。本書では、そのうちの2番目の7年間の子どもに対する教育的関わり方が大きなテーマになっている。身体の健全な発育が中心課題である生後7年間の第1期を経て、第2・7年期では、芸術的な体験を通して世界を感じとる「感性」を伸ばすことが教育の大きな目標とされる。したがって、たとえ読み書きや計算といった抽象的な事柄でも、子どもの「感性」に訴えるべく芸術的に教育されなければならないと考える。

「抽象的思考」が教育目標の中心となる第3・7年期への移行期が具体的内容である。ここでは個人差は学習速度の違いにすぎないと考えられている。現代日本の教育が、いかに知育偏重に陥っているか、具体的かつ根底的に気付かせてくれる説得力が本書にはある。明日への教育に大きな刺戟と影響を与えるにちがいない。

また著者の結論は、教師の職業にとっての黄金律となる言葉で締めくくられている。ひからびるな。新鮮さを失うな。これはそのためのすばらしいマニュアルといえよう。


目次


第1講 序論
第2講 ことばについて
第3講 2つの芸術領域
第4講 初めての授業
第5講 文字と読みの指導
第6講 生活のリズムと授業でのリズミカルなくり返し
第7講 9歳時の授業
第8講 12歳以降の授業
第9講 ドイツ語と外国語の授業
第10講 9歳から14歳までの授業
第11講 地理学の授業
第12講 児童の学習と実生活の結びつき
第13講 カリキュラムの構成
第14講 教育のモラルから授業実践へ
結語 教育の4つの原理


著訳者略歴

ルドルフ・シュタイナー
Rudolf Steiner

人智学運動の創始者。1861年オーストリアのクラジェヴェックに生れる。1879年ウイーン工科大学入学。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
坂野雄二
さかの・ゆうじ

1951年大阪に生れる。1973年神戸大学教育学部卒業。1975年ミュンヘン大学心理学研究所に留学。1980年筑波大学大学院博士課程(心理学専攻)中退。1983年教育学博士(筑波大学)。現在、早稲田大学人間科学部教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
落合幸子
おちあい・さちこ

1945年東京に生れる。1969年東京学芸大学教育学部卒業。1974年東京教育大学大学院博士課程(教育心理学専政)中退。1983年教育学博士(筑波大学)。現在、常葉学園大学教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

編集者からひとこと

シュタイナー教育の原理を語る実践マニュアル。自由ヴァルドルフ学校の創設にあたっておこなわれた14日間の講義をまとめた本です。
「子どもが初めて学校に来た第一時間目の授業」はどのように? 教室で子どもたちに向かい合った先生が最初に話しかけるべき言葉の例が、ちゃんと書かれています。

書評情報

UA<月刊クーヨン 2010年11月号>

この本の関連書


「教育術」の画像:

教育術

「教育術」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/248頁
定価 2,376円(本体2,200円)
ISBN 4-622-00613-8 C1037
1986年11月26日発行
<ただいま品切です>