漢語と日本人

判型 | 四六判 |
---|---|
定価 | 2,640円 (本体:2,400円) |
ISBN | 978-4-622-01175-0 |
Cコード | C0081 |
発行日 | 1995年1月23日 |
備考 | 現在品切 |

漢語と日本人
判型 | 四六判 |
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定価 | 2,640円 (本体:2,400円) |
ISBN | 978-4-622-01175-0 |
Cコード | C0081 |
発行日 | 1995年1月23日 |
備考 | 現在品切 |
「国語の中の漢語は、日本語語彙の大きな部分を占めるのであるが、これまでとかく、国語学の世界において軽視されてきたような気がしてならない。もう少し日本人は、漢語の問題に注視してよいのではないか。その思いが、この稿を書き続けた主要な動機なのである」(あとがき)
わたしたちはつね日ごろ、あまり意識しないで漢語をつかっているが、ちょっと気をつけてみると、その量はおどろくほど多い。本書は、日常における漢語使用を具体的にとりあげ、その意味と機能を明らかにしたユニークな「ことばの文化論」である。「的」の文化、禅文化にまつわる漢語、音訓混用語など、豊富な実例によって展開される本書は、日本語を考える人々に貴重な示唆を与えるにちがいない。
1 「的」の文化
2 外来語としての中国語
3 禅文化にまつわる漢語
4 続・禅文化にまつわる漢語
5 呉音語と漢音語
6 擬態語の中の漢語
7 音訓混用語
8 国語漢語と中国語
9 漢語の「短絡語」