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アルルのファン・ゴッホ<品切>

VAN GOGH IN ARLES


「南フランス(ミディ)では感覚は鋭くなり、手は素早く動き、目はイキイキとし、頭脳はいよいよ明晰となる」(ファン・ゴッホ)

フィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホ(1853.3.30-1890.7.29)は、1888年2月20日から翌89年5月8日まで、ほぼ15ヵ月、正確には444日の間アルルで暮らした。この滞在期間に、彼はおよそ200枚の油絵を制作し、100枚以上の素描と水彩画を描き、約200通の手紙を書いた。この多産な、驚くべき創造は、19世紀のほかのどんな画家も太刀打ちできない、偉大なる成果、奇跡といってもよかろう。このアルル時代は、ファン・ゴッホの10年間にわたる芸術活動の頂点、全盛期といわれる。しかしこれまでのところ、不思議なことに、この時期にテーマをしぼったモノグラフもなければ、展覧会もなかった。

本書は、メトロポリタン美術館(ニューヨーク)が1984年に開催した画期的な展覧会「アルルのファン・ゴッホ」をもとにしている。一人の画家の、一つの場所に焦点を当てたこの展示はアメリカでセンセーションをまき起こし大評判となった。本書は原色版152枚をはじめ豊富な写真、ゴッホの手紙を引用した詳細な解説、彼の日常生活と思考を細大もらさず記した年譜など、アルルのファン・ゴッホの仕事ぶりが手にとるように分かる仕組みになっている。季節の移り変わりと天候、付き合った人々から制作様式、夢と希望そして絶望、狂気に至るまで、一人の傑出した天才の全体がまるごと蘇ってくる。「種まく人」「夜のカフェ」「黄色の家」「ジョゼフ・ルーランの肖像」など、ゴッホの作品を深く味わうことは勿論、画家研究にとっても一級の文献、つねに座右に置くべき基本図書=画集といっても過言ではない。

「この地方(アルル)は空気が澄みきっていることと、明るい色彩効果のために、日本のように美しい。水が風景のなかに美しいエメラルドと鮮やかな青の斑紋を生み出して、まるで日本版画のなかで見るのと同じ趣きだ」


目次


序文
謝辞
出品者一覧
アルルの地図

アルルのファン・ゴッホ
I なぜアルルに?/II アルル/III 二人のアメリカ人が見た1880年代のアルル/IV ファン・ゴッホが見たアルル/V 健康

カタログ
注記

パリのプロローグ
I アルル 1888年2月20日‐5月7日
II アルル 1888年5月8日‐8月17日
III アルル 1888年8月17日‐10月22日
IV アルル 1888年10月23日‐12月23日
V アルル 1888年12月24日‐1889年5月8日

付録 I: アルルから出したファン・ゴッホの手紙の日付
付録 II: 関連作品

主要文献
カタログ収録作品
写真提供
訳者あとがき


著訳者略歴

ロナルド・ピックヴァンス
Ronald Pickvance

ケンブリッジ大学、ロンドン大学で歴史、ことに美術史を学び、イギリス文化省で展覧会企画の業績を重ねたのち、ノッティンガム大学、グラスゴー大学などで美術史を教えた。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
二見史郎
ふたみ・しろう

愛知県立藝術大学教授。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「アルルのファン・ゴッホ」の画像:

アルルのファン・ゴッホ

「アルルのファン・ゴッホ」の書籍情報:

A4変型判 タテ276mm×ヨコ213mm/272頁
定価 9,900円(本体9,000円)
ISBN 4-622-01526-9 C3071
1986年12月15日発行
<ただいま品切です>