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ヘーゲル伝

GEORG WILHELM FRIEDRICH HEGEL’S LEBEN


本書はもと1844年にベルリン版ヘーゲル全集の補巻として出版された。著者の人間および著作年代がヘーゲル自身に近いという意味でも、その手堅い叙述と学問的に高い内容によって多くの研究者から信頼され、現在でも依然としてヘーゲルとその哲学に関する情報の重要な源泉であり続けているという点でも、古典的な作品といえる。
序言にもきわめてヴィヴィッドに描かれているように、著者が生前のヘーゲルその人を親しく識っており、また同じ時代を生きたという事実から、本書には類い稀れな生彩が漲っている。
著者ローゼンクランツはヘーゲル哲学を深く理解してはいるが、けっしてそのなかに溺れこんでしまった一辺倒の弟子ではなかったので、叙述対象との一定の距離に示された伝記作者としての理想的な位置がこの伝記の叙述をして客観性の高いものたらしめている。これを凌駕するヘーゲル伝がかつて書かれたことはなく、今後も現われないであろう。


目次


凡例
著者序言

第一巻
家系/少年期/ギムナージゥム/読書とその方法/ギムナージゥム時代の勉強/ヘーゲルの特性/テュービンゲン大学/学生生活/1790年の修士論文/1793年の宗務局試験志願論文/ヘーゲル、ヘルダーリーン、シェリング/スイスにおける家庭教師としてのヘーゲル:1793年より1796年秋まで/スイス時代の神学および歴史研究/ヘーゲルとシェリングとの文通/ヘーゲルとヘルダーリーンとの文通/フランクフルト・アム・マインでの家庭教師生活:1797年初頭より1800年末まで/政治研究/実定的(既成)宗教批判の再考/体系/父の死と無名からの脱出

第二巻
イエーナの学芸事情/フィヒテの体系とシェリングの体系との差異/惑星軌道に関する論考/1801年8月27日の教授資格取得討論/イエーナでの講義/哲学批判雑誌:1802-1803年/体系の教授向き変改/1803年より1806年にいたるヘーゲルの雑記帳/1807年以前の体系の現象学にまつわる転機/学生に与えた影響/礼遇と教授の地位/交際/計画/イエーナの災厄:1806年秋/バンベルクでの新聞編集:1807-1808年/ドイツ国制の批判:1806-1808年/ニュルンベルクの校長職への転任:1808年晩秋/教育者としてのヘーゲル/哲学入門(プロペドイティク):1808-1812年/ヘーゲルの結婚:1811年秋/ヘーゲルと当時の同学の士たちとの関係/論理学:1812-1816年/ニュルンベルクからハイデルベルクへ移る:1816年秋/ハイデルベルクでの活動/エンチクロペディー/ハイデルベルク年報への関与

第三巻
プロイセン転任/ベルリンと哲学/ベルリンでの就任演説/学術検定委員会/法哲学とデマゴギー/ゲーテ色彩論の弁護/感情神学に対する論争/芸術に対するヘーゲルの関心/社交/旅行生活/クーザンとヘーゲル/歴史哲学と東方世界/学派とその讃仰/ベルリン批評年報の創立/ベルリン年報に対するヘーゲルの関与/哲学的エンチクロペディーの第二版/大学総長としてのヘーゲルと1830年のアウグスブルク信仰告白記念式典/英国選挙法改革法案の批判:1831年/ヘーゲルの最後の誕生日祝賀/絶筆/ヘーゲルの死

訳者あとがき
人名索引


著訳者略歴

カール・ローゼンクランツ
Karl Rosenkranz

1805年ドイツのマグデブルクに生れる。ベルリン大学、ハレ大学に学び、1828年教授資格を取得し、1831年ハレ大学の助教授、1833年ケーニヒスペルク大学の教授となり、1879年歿。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
中埜肇
なかの・はじむ

1922年生。1949年京都大学文学部哲学科卒業。元放送大学教授。文学博士。1997年11月歿。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「ヘーゲル伝」の画像:

ヘーゲル伝

「ヘーゲル伝」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/376頁
定価 6,050円(本体5,500円)
ISBN 4-622-01894-2 C1023
1983年7月8日発行

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