弁証法の冒険
LES AVENTURES DE LA DIALECTIQUE

判型 | A5判 |
---|---|
頁数 | 376頁 |
定価 | 6,930円 (本体:6,300円) |
ISBN | 978-4-622-01937-4 |
Cコード | C3010 |
発行日 | 1972年5月25日 |
備考 | 現在品切 |

LES AVENTURES DE LA DIALECTIQUE
判型 | A5判 |
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頁数 | 376頁 |
定価 | 6,930円 (本体:6,300円) |
ISBN | 978-4-622-01937-4 |
Cコード | C3010 |
発行日 | 1972年5月25日 |
備考 | 現在品切 |
「われわれがつい最近のこととしてたどってきた〈弁証法の冒険〉とは、弁証法が——それは原理的に多くの中心と多くの入口をもった思想であり、そのすべてを究めるには時間が必要なのだから——当然経験しなければならぬ自己誤認のことである。マックス・ヴェーバーは、文化という名のもとに、あらゆる歴史の最初の凝集力を再発見していた。ルカーチは一個の現前する現実、すなわちプロレタリアートのうちにあらゆる意味が再発見されるときに、みずからを閉ざすような一つのサイクルのうちに全歴史を閉じこめることができる、と信じていた。だがこうした歴史的事実は、それがまず哲学的意識によって「用意され」ていたからこそ、またそれが否定性の象徴であるからこそ、普遍的歴史を回復するのだ」(本書282頁)