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モードの体系

その言語表現による記号学的分析

LE SYSTEME DE LA MODE


モードとは、予想外の動きを示すくせに、しかも規則的なもの、つねに新しいものでありながら、知的な理解を越えたものではない――モードがいつも心理学者や美学者や社会学者たちの関心を惹きつづけてきたのももっともであろう。
しかしロラン・バルトがモードを採りあげたのは、まったく新しい視点からであった。彼はファッション・ジャーナリズムによる記述を通じてモードを捉え、モードの中に在る意味作用の体系を明るみへ出す。モードはここにはじめて本格的に意味論的分析を施された。その問題とは――人間は自分たちの衣服とことばから、どのようにして意味をつくり上げるのか?
この問いへの解答の試みにおいて著者は、現代の人間学にとっての最大の関心事のひとつに遭遇した。それは言語分析を拡大し、文化的現象全般にまで拡張するということ。すなわち本書は応用記号学開拓の、最初の試行のひとつなのである。
『モードの体系』は、具体的には『現代のモード雑誌にことばとして表現されているモードの記号体系』といえよう。バルトの前著『記号学の原理』の実例としてみのったもので、学究的な論調と「はなやかな」アフォリスム的発想のいりまじった魅力的な思想を展開する野心的な大著である。


目次


翻訳についてのまえがき (訳者)
まえがき

序論:方法
第一章 書かれた衣服
第二章 意味の関係
第三章 物とことばの間
第四章 無限界の衣服

第 I 部 衣服のコード
1 記号作用部の構造
第五章 意味作用の単位
第六章 融合と拡張
第七章 種の断定
第八章 類の一覧目録
第九章 存在の変異項
第一〇章 関係の変異項
第一一章 体系
第一二章 統合
2 記号意味部の構造
第一三章 意味の単位
第一四章 組み合わせと中性化
3 記号の構造
第一五章 衣服という記号

第 II 部 レトリックの体系
第一六章 レトリックの体系の分析
第一七章 記号作用部のレトリック:衣服の詩
第一八章 記号意味部のレトリック:モードの世界
第一九章 記号のレトリック:モードの合理

結論
第二〇章 体系の経済体制

付録
1 歴史とモードの通時態/2 モード写真

主要術語解説
訳者あとがき

索引
モード用語の索引/内容・事項の索引

* 上記は部・章のレベルまでの目次抄です(節を省略)


著訳者略歴

ロラン・バルト
Roland Barthes

1915年フランスのシェルプールに生れ、幼年時代をスペイン国境に近いバイヨンに過ごす。パリ大学で古代ギリシア文学を学び、学生の古代劇グループを組織。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
佐藤信夫
さとう・のぶお

1932年東京に生れる。東京大学文学部哲学科卒業。1993年死去。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「モードの体系」の画像:

モードの体系

「モードの体系」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/464頁
定価 7,992円(本体7,400円)
ISBN 4-622-01963-9 C3010
1972年1月20日発行

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