デカルト派言語学
合理主義思想の歴史の一章
CARTESIAN LINGUISTICS

判型 | A5判 |
---|---|
頁数 | 176頁 |
定価 | 3,520円 (本体:3,200円) |
ISBN | 978-4-622-01974-9 |
Cコード | C3010 |
発行日 | 1976年9月30日 |
備考 | 現在品切 |

CARTESIAN LINGUISTICS
判型 | A5判 |
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頁数 | 176頁 |
定価 | 3,520円 (本体:3,200円) |
ISBN | 978-4-622-01974-9 |
Cコード | C3010 |
発行日 | 1976年9月30日 |
備考 | 現在品切 |
知識人とメディアの責任を中心に、長年にわたって現代世界に向けて発言をつづけてきたチョムスキーの存在と活動は、2001年9月11日の同時多発テロ以降、いっそう注目されるようになった。その人間の尊厳を追求する思想は、言語学者としての言語観にふかく根ざしている。
著者は、20代で変形生成文法を提唱、実証主義や行動主義と対峙しながら、現代言語学における革新をもたらした。その理論は、人間に組み込まれた生まれながらの言語能力を想定し、諸言語の深層に横たわる普遍性の発見を課題とするものである。
本書は、変形生成文法の源流を、17世紀の合理主義思想に求め、デカルトからポール=ロワヤル文法へ、さらにフンボルト、ロマン主義へと連なる言語学の流れを明らかにする。その試みは、言語行動における自由と創造性に光をあて、自らの言語観、人間観を示す《方法序説》となっている。
訳者のことば
序言
言語使用の創造的面
深層構造と表層構造
言語学における記述と説明
言語の習得と使用
要約
注
参考書目
解説