「みすず書房」ページ内リンク

  1. 「メインメニュー」へ移動
  2. 「みすず書房の本の検索メニュー」へ移動
  3. 「本文」へ移動
  4. 「サイト利用ガイド」へ移動



一般理論経済学 1

遺稿による『経済学原理』第2版

GRUNDSATZE DER VOLKSWIRTSCHAFTSLEHRE


「メンガーは、学問の歴史を画した決定的な業績を主張しうる思想家のひとりであった」とJ.シュムベーターはいった。その業績とは1871年に刊行された『経済学原理』初版のことであり、価格現象を個人による財の主観的な価値評価という点から体系的に解明した最初の試みであった。
しかしメンガーその人は、初版刊行後自著の理論的枠組を大きく書きかえる作業を開始し、没年(1921年)にいたるまでその作業を続け、そのために初版『原理』の再刊や翻訳の申し出はすべて拒否しつづけたのである。彼はみずから樹立したひとつの説明原理を、より広い視野のもとで、人間の生活自体の中に位置づけ直そうと苦闘を重ねたが、その没後、第2版として刊行されたのである。
メンガーは人間にとって〈欲望〉とは何か、〈経済〉とは何なのか、と問いかけている。そして市場経済のみならず、非市場経済をも含めた〈経済〉そのものの学を、〈普遍的・一般的な経済の学〉として構築しようとした。
経済学のパラダイムの転換が叫ばれる今日、われわれは老メンガーとともに、〈経済〉とは何なのかという根本的な問いに、再び立ち戻らねばならないであろう。


目次


メンガー遺著の初訳本刊行にあたって
序文
編者による案内
初版への序言

1 欲望の理論
2 財の一般理論
3 人間の欲望および財の度量〔マース〕について
4 経済と経済的財の理論
5 価値の理論

初版との異同(2-1章)


著訳者略歴

カール・メンガー
Carl Menger

1840年、当時オーストリア領であったガリチアに生れる。弟アントンも、法学者として有名。ヴィーン、プラハで学んだ後、ジャーナリストとして活動した。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
八木紀一郎
やぎ・きいちろう

1947年福岡県に生れる。1971年東京大学文学部社会学科卒業。1978年名古屋大学大学院経済学博士課程修了。京都大学名誉教授。著書『ウィーンの経済思想』(ミネルヴァ書房、2004)ほか。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
中村友太郎
なかむら・ともたろう

1937年東京に生れる。1961年東京大学教養学部教養学科ドイツ分科卒業。1966年同大学大学院比較文学・比較文化博士課程修了。上智大学名誉教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
中島芳郎
なかしま・よしろう

1950年福岡県に生れる。1973年東京大学教養学部教養学科国際関係論分科卒業。1977年同大学大学院比較文学・比較文化修士課程修了。神奈川工科大学助教授、2013年病気退職。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「一般理論経済学 1」の画像:

一般理論経済学 1

「一般理論経済学 1」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/304頁
定価 5,500円(本体5,000円)
ISBN 4-622-02043-2 C3033
1982年8月26日発行

この本を購入する