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一般理論経済学 2

遺稿による『経済学原理』第2版

GRUNDSATZE DER VOLKSWIRTSCHAFTSLEHRE


本書は、近代経済学の創始者メンガーの主著『経済学原理』初版の全面的な改訂版である。そこには、経済学の理論を方法論的に基礎づけるとともに、〈経済〉を〈人間の経済〉として把握しようとしたメンガーの思索の到達点が示されている。
第2巻では、主観的・個人主義的な価値理論にもとづいて交換経済の諸現象が解明される。メンガーの視点は、はじめから完全競争・完全情報の高みにたつワルラスとは対照的であって、経済活動を行なう諸個人と彼らのおかれた状況の特性を重視するものである。
商品の販売可能性(売れやすさ)の差異の存在に注目して市場理論と貨幣生成論を展開したことは、つとにハイエクによってその社会哲学的含蓄が評価されたが、経済理論の観点からも、「現代貨幣理論の出発点」(ヒックス)と高い評価がえられた。また最近では、不均衡の経済学の構築という理論関心からも、メンガーの仕事は不完全な市場の先駆的な解明として再認識されるにいたっている。経済学の混迷の時代に、立ち戻るべき原点であろう。


目次


6 交換の理論
7 価格の理論
8 商品の理論
9 貨幣の理論


初版との異同(6-8章および初版第8章貨幣の理論)
解説 メンガーの探究と『経済学原理』の改訂作業
付論 草稿についての考察
人名・文献索引


著訳者略歴

カール・メンガー
Carl Menger

1840年、当時オーストリア領であったガリチアに生れる。弟アントンも、法学者として有名。ヴィーン、プラハで学んだ後、ジャーナリストとして活動した。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
八木紀一郎
やぎ・きいちろう

1947年福岡県に生れる。1971年東京大学文学部社会学科卒業。1978年名古屋大学大学院経済学博士課程修了。京都大学名誉教授。著書『ウィーンの経済思想』(ミネルヴァ書房、2004)ほか。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
中村友太郎
なかむら・ともたろう

1937年東京に生れる。1961年東京大学教養学部教養学科ドイツ分科卒業。1966年同大学大学院比較文学・比較文化博士課程修了。上智大学名誉教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
中島芳郎
なかしま・よしろう

1950年福岡県に生れる。1973年東京大学教養学部教養学科国際関係論分科卒業。1977年同大学大学院比較文学・比較文化修士課程修了。神奈川工科大学助教授、2013年病気退職。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「一般理論経済学 2」の画像:

一般理論経済学 2

「一般理論経済学 2」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/296頁
定価 5,500円(本体5,000円)
ISBN 4-622-02044-0 C3033
1984年10月25日発行

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