みすず書房

日常性の構造 2

物質文明・経済・資本主義 I-2

LES STRUCTURES DU QUOTIDIEN: LE POSSIBLE ET L’IMPOSSIBLE

判型 菊判 タテ218mm×ヨコ148mm
頁数 384頁
定価 7,700円 (本体:7,000円)
ISBN 978-4-622-02052-3
Cコード C3330
発行日 1985年10月 1日
備考 現在品切
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日常性の構造 2

〈小麦や米、食器、病気、飲み物やファッションなどは、これまでの経済史や歴史学では扱われることがあっても、それらを媒介として人間の関係の世界がきめ細かに描かれることはなかった。彼はそうした。我々がふだん慣れすぎて何の疑いも抱いていなかった日常のことがらを、豊富な資料のもとに、みごとに整理していった。しかもたくさんのエピソードによってである。そのために専門家でなくても面白く読める。〉(「日本経済新聞」)
〈なによりも、歴史を部分的な断片においてではなく、その全体からとらえようとする巨匠的な試み、専門分化と細切れ人間への傾きがつよい現代だけに、全体性への志向に共感が拡まるのも、当然といえよう。〉(「聖教新聞」、樺山紘一氏)
〈生態学の成果を歴史叙述にとりこむというのは、たしかにアナル派以前には誰もしなかったことである。人口学や気候学の成果についても同様であって、結局私がこの大著の第一冊でもっとも感心したのは、人口と気候の点から、地球上における民族的「団塊」の棲みわけを観察した巨視的な第一章であった。〉(「朝日ジャーナル」、渡辺京二氏)
〈ここに数多く収録されている興味深い図版や図表は本文中の説明とあわせそれらを見ているだけで教えられることはいちいち例をあげていられぬほどである。〉(「週刊読書人」、杉山光信氏)
〈ブローデルの考察は欧州各国の物質文明の相互比較だけではなく、中国、日本、アラビアにまで比較生活史の範囲は拡がってゆく。その該博な知識と魅力ある論点は話者を把えて放さない。〉(「中央公論」、角山栄氏)