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物質文明・経済・資本主義 II-1

交換のはたらき 1<品切>

LES JEUX DE L’ECHANGE

CIVILISATION MATERIELLE ET CAPITALISME XVe-XVIIIe SIECLE, tome2


ブローデルの3層構造をなす建築物の2階、3階を探究するのが『交換のはたらき』である。『日常性の構造』で、日常レベルの物質生活をきめ細かに描いた著者は、本巻では、初歩的な物々交換から手の込んだ資本主義的活動までを含めて、交換のはたらきを全体として分析する。市(いち)、大市(おおいち)、行商、国際的な遠隔地交易など、15-18世紀を彩る交換の諸形態に照明を当て、交換が形づくる経済世界を、そして物を媒介とする人間と人間の関係の世界を鮮やかに浮び上がらせる。
その叙述には逸話や未知の事実が随所にちりばめられ、われわれの想像力を刺激する。――テムズ河の結氷の上で行われた大市の賑わい。アルメニア商人の11年にわたる商用の旅。シリアにおける3万5000頭のらくだからなる隊商。モンスーンによって時期が決まるマレー諸島の大市。マルチニック島とボルドーを股にかけた多国籍的経済活動……。
〈『物質文明・経済・資本主義』についていえば、そこでは部屋から部屋、驚異から驚異へとさまよいかねないのだが、回廊を曲ると突然に、貴重なディテイルの記述に目をひきつけられたり、一連の展望が開かれるのにびっくりさせられることになるそれでいながら、千もの部屋を訪ねたあとでも疲れを覚えることがない。〉(ジョルジュ・デュビー)



著訳者略歴

フェルナン・ブローデル
Fernand Braudel

1902年フランスのムーズ県に生れる。1923-32年アルジェリアで官立高等中学校の教員をつとめる。1932-35年パリの官立高等中学校に勤務、このころリュシヤン・フェーヴルに出会い、師事する。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
山本淳一
やまもと・じゅんいち

1933年大阪に生れる。1963年京都大学大学院文学研究科博士課程修了(フランス語フランス文学専攻)。現在京都大学総合人間学部教授。専攻 フランス中世文学、フランス語語彙論。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

書評情報

竹田茂夫(法政大学教授)
<東京新聞「本音のコラム」 2016年1月21日(木)>

この本の関連書


「交換のはたらき 1」の画像:

交換のはたらき 1

「交換のはたらき 1」の書籍情報:

菊判 タテ218mm×ヨコ148mm/432頁
定価 8,030円(本体7,300円)
ISBN 4-622-02053-X C3330
1986年4月1日発行
<ただいま品切です>