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ロールシャッハ・テストの体験的基礎

EXPERIMENTIAL FOUNDATIONS OF RORSCHACH’S TEST


ロールシャッハ・テストの書物といえば、従来テストの技法的なものがほとんどであった。本書はそれらとは全く趣を異にしたものである。

創作者ロールシャッハは反応の内容よりも、「いかにしてその反応が出てきたのか、決められたのか(反応決定因と呼ぶ)をはるかに重要視する。そこに体験様式の構造的把握を試みようとした彼は、その豊かな発想を充分に実らせることなく37歳の若さで他界した。

著者はロールシャッハの意図をついで、テストの理論的体験的基礎づけに25年の歳月を投入した。被験者の体験は精神分析と現象学の角度から吟味考究され、これに基づき反応の結果から体験の理解の道を開いたのである。

著者はフランクフルト社会研究所の所員として、エリヒ・フロムらと協力研究ののち、アメリカに亡命したアナリストであり、その綿密さと息の長さで「ロールシャッハの仕事の遺産のより深遠な理解に役立つ」ことを願って、本書を著述したのである。


目次



I 序論
II テスト結果の性質(1)投影仮説:知覚-連合仮説
III テスト結果の性質(2)体験の様態:インクブロットの性質
IV テスト結果の性質(3)被験者の反応の体験的性質
V 体験的性質と一般心理学的概念との関連
VI 体験の様態と決定因
VII 形態反応
VIII 色彩反応
IX 運動反応
X 陰影反応についての覚え書
XI 反応内容、徴標、記号、認知されるものについて
XII ロールシャッハ・テスト状況の対人関係的意味
訳者あとがき


著訳者略歴

アーネスト・G・シャハテル
Ernest G. Schachtel

1903年ベルリンに生れる。1925年ハイデルベルク大学で法学博士。以後、社会心理学および心理診断法を学び、渡米してニューヨークのウイリアム・アランソン・ホワイト・インスティテュートで精神分析者資格取得。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
空井健三
そらい・けんぞう

1931年北海道に生れる。1954年東京大学文学部卒業。現在中京大学心理学部長。臨床心理学・犯罪心理学専攻、医学博士。千葉少年鑑別所、法務省矯正局、法務総合研究所、八王子医療刑務所を経て現職。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
上芝功博
うえしば・よしひろ

1935年京都に生れる。1957年京都大学文学部心理学科を卒業後、法務技官として主として非行少年の診断・鑑別業務に従事し、1995年東京少年鑑別所長を最後に退官。同年から2000年まで千葉大学教育学部教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「ロールシャッハ・テストの体験的基礎」の画像:

ロールシャッハ・テストの体験的基礎

「ロールシャッハ・テストの体験的基礎」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/384頁
定価 7,480円(本体6,800円)
ISBN 4-622-02232-X C3047
1975年6月24日発行

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