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全-世界論<品切>

TRAITE DU TOUT-MONDE


「私の命題は、今日、全世界が列島化し、クレオール化しているということだ」(エドゥアール・グリッサン)

クレオールあるいはクレオール化は現代世界のキーワードである。本書は、まさしくその最重要人物である作家・思想家エドゥアール・グリッサンによる「クレオール宣言」ともいうべき書である。その構成、書かれている内容と詩的かつ自由な文体、本の作り全体も、クレオール性を表現している。

「世界の叫び」からマンデラ礼賛、1993年にストラスブールで開かれ、デリダやソンタグらも参加した「国際作家議会」での報告まで、数々の文章群は、今後の世界の指針への問題提起であり、多層にわたるその文体は、日本の読者に驚きと衝撃をもって迎えられるだろう。


目次


世界の叫び
マチュー・ベリューズの(全‐世界論)
第一の書
第二の書
第三の書
波浪と怒濤
波浪
マチューという名前
怒濤
他者の時間
西欧の《普遍的》時間の始めに
世紀末のレトリック
口誦性のレトリック、あるいは否
書く
我々にあったもの、我々にあるもの
皺つけと皺のばし
掘割の身体について
マンデラの時代
世界の本
今日の読解と書法
句読点
ジャック・ベルクと複数文学
アフリカの形質
大地と領土
ロッシュ
マチュー・ベリューズの論といわれる本論に対する反論と回答
反論
回答
節度と超節度
時間の不定詞
マルチニック
全体性
ピエールとカルタゴへ献げるオード
情報
都市、世界の声たちの避難所

用語解説
訳者あとがき


著訳者略歴

エドゥアール・グリッサン
Edouard Glissant

1928年マルチニック生まれ。父親は砂糖プランテーションの会計官・監督官であったが、家は貧しかった。学業優秀で、島の名門シェルシェール高等中学校を卒業して、パリ大学に留学。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
恒川邦夫
つねかわ・くにお

1943年東京生まれ。東京大学博士課程中退、パリ第三大学文学博士。現在一橋大学大学院言語社会研究科教授。専攻はフランス文学(ポール・ヴァレリー研究)、黒人アフリカ文学、カリブ文学。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「全-世界論」の画像:

全-世界論

「全-世界論」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/264頁
定価 3,780円(本体3,500円)
ISBN 4-622-03088-8 C1010
2000年5月12日発行
<ただいま品切です>