カルト教団 太陽寺院事件

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 272頁 |
定価 | 2,200円 (本体:2,000円) |
ISBN | 978-4-622-03665-4 |
Cコード | C0036 |
発行日 | 1998年5月20日 |
備考 | 現在品切 |

カルト教団 太陽寺院事件
判型 | 四六判 |
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頁数 | 272頁 |
定価 | 2,200円 (本体:2,000円) |
ISBN | 978-4-622-03665-4 |
Cコード | C0036 |
発行日 | 1998年5月20日 |
備考 | 現在品切 |
1994年以来、スイス、カナダ、フランを舞台に世界を震撼させた、太陽寺院集団死事件の真相と歴史文化的背景に、日本エッセイスト・クラブ賞著者が挑んだ。
地下鉄サリン事件をきっかけに、独自の取材をはじめた著者は、可能なかぎりの資料と関係者のインタビューによって、もう一つのオウム事件の輪郭を描き出していく。「現代社会のひとつの側面を赤裸々にしめすこのふたつの出来事に、一目瞭然ともいえる類似点がいくつもあることはたしかである。教祖と信者の関係や、教祖が女性の側近をうまくつかっている点だけをとっても、そうだ。若者が主体のオウムとちがって、太陽寺院の中核部分には、功なり名とげた人や社会的な地位を確立した人が少なくなく、それだけによけい不透明で、秘密保持がしっかりしていて、見えない社会機構の歯車にとりこまれているという面がある。」(本書あとがきより)
あるカルト教団の起こした事件を語りながら、現代社会を生きる人間についてひろく問題を提起する、会心の書き下ろしノンフィクション。