蒋介石書簡集 中
1912-1949
蒋介石書信集

判型 | A5判 |
---|---|
頁数 | 388頁 |
定価 | 14,300円 (本体:13,000円) |
ISBN | 978-4-622-03809-2 |
Cコード | C3022 |
発行日 | 2000年9月8日 |
備考 | 現在品切 |

蒋介石書信集
判型 | A5判 |
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頁数 | 388頁 |
定価 | 14,300円 (本体:13,000円) |
ISBN | 978-4-622-03809-2 |
Cコード | C3022 |
発行日 | 2000年9月8日 |
備考 | 現在品切 |
孫文、毛沢東とならんで現代中国を揺り動かした人、蒋介石の歴史的役割にいま再評価の光が当てられようとしている。彼と中国現代史上の人々の間に交わされた1700通余の書簡・情報類は、民国史研究への道を開く第一級資料である。
全三巻のこの中巻には、1927年から1934年までの書簡が収められている。第一次の国民党・共産党の合作が、蒋介石による上海でのクーデターによって破られて以後、抗日戦の開始とともに始まる第二次国共合作以前、まさに蒋介石の「南京国民政府」の時代である。
書簡の筆者としては、汪精衛、張学良、閻錫山、馮玉祥、李宋仁、白崇禧、何応欽らの名がならび、彼らのその後の運命、蒋介石との関係を考え合わせて読むと、南京国民政府の内幕を照らし出す資料として実に興味深い。また、関東軍による張作霖爆殺事件の後、子の張学良と蒋介石の間で往復された書簡などは、日本現代史を探究する者にも、新たな視点を提供するものとして、見逃せないだろう。
東アジアの現在と将来を考えるにも、中華民国期の研究はもはや欠かせない。登場する人物・事件については、詳細な注を付した。