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アリストテレスから動物園まで<品切>

生物学の哲学辞典

ARISTOTLE TO ZOOS

A PHILOSOPHICAL DICTIONARY OF BIOLOGY


ヴォルテールの『哲学辞典』を誘い水に、そしてときおりはユーモア作家ウッドハウス氏ふうに、〈生物学の哲学辞典〉は書かれた。この本は、確かな専門知識をもりこみ、しかも、ゆっくりくつろいで思索をめぐらすという、まさに哲学本来の意味の愉しさにみちている。

著者はノーベル賞受賞の生物学者P・B・メダワ一と、J・S・メダワーの夫妻。ふたりはインターフェロンを明晰に定義し、免疫について便利な覚え書きをつづる。感覚適応を説明するには〈チューインガムを口からだして、たとえば椅子の下に置いておくと〉……。抗生物質にまつわる科学史の実体験として、自分たちが大学院生だったペニシリン開発初期の物語をいきいきと記す。現代の死の病〈癌〉に関するシリアスな考察にも、あるいは〈ニワトリと卵〉をめぐる軽妙なエッセイにも、生物学上の事実と文学・逸話・神話・ゴシップとをみごとに調合してみせる。著者たちが自由に選んだ用語をきっかけに、エスプリに富んだ自由な議論が展開する。

〈読者は知りたくもないものを勉強するなどということは、断固としてやめて、常に読者の自由な特権――とばし読み――を行使しなければならない〉。
はしがきにあるこの勧めに文字通りしたがうのも面白いし、AristotleからZoosまで順に読み進めれば、生物学の全体と、そこから諸科学へ架かった橋とを、はるかに見わたせる。


目次


A
適応 Adaptation
副腎 Adrenal gland
年齢分布 Age distribution
攻撃本能 Aggressive instinct
加齢 Aging
白化症 Albinism
アレルギー Allergy
相対成長 Allometric growth
利他主義 Altruism
アミノ酸 Amino acids
ナメクジウオ Amphioxus
蘇生 Anabiosis
無脳症 Anencephaly
動物に対する人間の義務 Animal and human obligations
抗生物質 Antibiotics
抗コリンエステラーゼ Anticholinesterases
抗原と抗体 Antigens and antibodies
類人猿 Apes
養殖 Aquaculture
始祖鳥 Archaeopteryx
アリストテレス Aristotle
……
Z
動物園 Zoos


著訳者略歴

ピーター・B・メダワー
Peter B. Medawar

生物学者。ペニシリン開発の初期の時代に、オックスフォード大学フローリー病理学研究所で研究生活に入る。
1915年リオ・デ・ジャネイロ生れ。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
ジーン・S・メダワー
Jean S. Medawar

生物学者。1913年ロンドン生れ。イギリス家族計画協会副会長をつとめ、環境保護・エコロジーに関する多くの審議機関でも活動。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
長野敬
ながの・けい

1929年東京に生れる。1952年東京大学理学部卒業。現在自治医科大学教授。生物学専攻。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
鈴木伝次
すずき・でんじ

1933年山形県に生れる。1957年東北大学文学部英文学科卒業。1969年コロンビア大学大学院(教育哲学)修了。1989年同大学院(英語教育)修了。現在自治医科大学教授。英米文学・教育学専攻。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
田中美子
たなか・よしこ

旧姓中村。1941年東京に生れる。1963年東京女子大学英文学科卒業。1991年コロンビア大学大学院(英語教育)修了。現在自治医科大学助教授。英米文学・英語教育学専攻。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「アリストテレスから動物園まで」の画像:

アリストテレスから動物園まで

「アリストテレスから動物園まで」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/448頁
定価 4,950円(本体4,500円)
ISBN 4-622-03948-6 C1045
1993年4月20日発行
<ただいま品切です>