みすず書房

ファン・ゴッホとミレー

VAN GOGH & MILLET

判型 A4変型判 タテ286mm×ヨコ240mm
頁数 200頁
定価 13,200円 (本体:12,000円)
ISBN 978-4-622-04250-1
Cコード C0071
発行日 1994年10月25日
備考 現在品切
オンラインで購入
ファン・ゴッホとミレー

芸術家はしばしば、尊敬する先人の模倣をつうじて自らの才能を見いだす。ファン・ゴッホにとって、偉大な手本はジャン=フランソワ・ミレーだった。ファン・ゴッホは〈ミレー爺さん〉を敬慕し、ミレーの農民画の版画や複製を手にいれては熱心に模写し、そうして画家としての自信を深め、めざすべき方向を見定めていった。

ファン・ゴッホが素描の基本をまなび、また農民画の練習を決意して自らの芸術をつかんだオランダ時代から、すでにじゅうぶんな成熟のうえに新規まき直しを試みたらしいサン=レミ時代まで、本書『ファン・ゴッホとミレー』ではじめて、ファン・ゴッホの作品群が広汎にミレーの諸作品と対照された。ミレーの有名な「落穂拾い」、ファン・ゴッホのおなじくよく知られた「馬鈴薯を食べる人たち」、ファン・ゴッホの野良仕事を描いたシリーズとミレーの「野良仕事」、一連の「種まく人」。ファン・ゴッホの成長の軌跡があたらしい光のもとにたどられる。本書は、アムステルダムのフィンセント・ファン・ゴッホ美術館でひらかれた同名の企画展にともない編まれた。

大判のカラー80作品にかぞえきれないほどの資料をそえ、さらに、ルイ・ファン・ティルボルフ、シラール・ファン・へゥフテン、フィリップ・コニスピーによる、2人の大芸術家にかんする詳細で興味深い解説を収める。

「〈ファン・ゴッホとミレー〉展カタログを息もつがずに読みおえた。……芸術を愛するものに必読の一冊。」(A・プルニエ)

目次

はしがき……ロナルト・ドゥ・レーウ

序 
 同種ながら異質の画家——ファン・ゴッホとその師ミレー……ルイ・ファン・ティルボルフ

カタログ
 田園生活の詩
 ファン・ゴッホによるミレー作品の模写
 野良仕事……ルイ・ファン・ティルボルフ/フィリップ・コニスビー
 種まく人……ルイ・ファン・ティルボルフ

参考文献