みすず書房

余白に書く II

コレクション瀧口修造 5

判型 A5変型判 タテ200mm×ヨコ148mm
頁数 448頁
定価 7,480円 (本体:6,800円)
ISBN 978-4-622-04395-9
Cコード C1370
発行日 1994年6月10日
備考 現在品切
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余白に書く II

1971年から瀧口が没する79年までに書かれた短文を集成する。この時期になると彼にとって表現は詩と散文の境界を失いパーソナルの度合いをさらに強めた。西脇順三郎全集の内容見本に寄せた「あまりにも個人的な、あまりにも超個人的な詞」という題がその間の事情を表わしていよう。

「ここには詩、オマージュから言葉の断片的記述、メモまでの混沌とした、この創造者の思考をよぎり、感性を震わせた作家、詩人、美術家、批評家、舞踊家、写真家、音楽家などへ送った秘密文書ともいえるアンチームな言語表出がなされている。ここでは不純物を含まない清冽無垢な氏のポエジーが顕現されており、それは自ずとマスメディアに対する静かな、だが激しい批判ともなっている」と鍵谷幸信氏は単行本の書評に記している。

さらに本書では欧文を含む多数の未収録作品を収め、図版と併せて全容を示した。

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