ブルトンとシュルレアリスム
コレクション瀧口修造 9

判型 | A5変型 |
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定価 | 6,380円 (本体:5,800円) |
ISBN | 978-4-622-04399-7 |
Cコード | C1370 |
発行日 | 1992年8月20日 |
備考 | 現在品切 |

判型 | A5変型 |
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定価 | 6,380円 (本体:5,800円) |
ISBN | 978-4-622-04399-7 |
Cコード | C1370 |
発行日 | 1992年8月20日 |
備考 | 現在品切 |
「第二次大戦後シュルレアリスムは退潮したといわれている。しかしシュルレアリスムの運動そのものが、かなり漠然としかうけとられていないわが国の画壇ではこのことは誤解され易いし、また実際にその情況は捉えにくいのではあるまいか。」苛立ちとも聞こえるこの認識に立って、瀧口は戦後まもない時期から早くも活発な批評・紹介の活動を開始した。本巻は『シュルレアリスムのために』に収められた戦前の文章(本コレクション、戦前・戦中篇に収録)以降、この20世紀最大の美学運動について自らの経験にもとづいて書かれた緒論を初めて一本にまとめたものである。アンドレ・ブルトンらの戦後の動向を伝えるのみならず、1958年のヨーロッパ旅行を挟んで親しく接したダリ、ミロに関するエッセー、エルンスト論、ミロと共に制作した詩画集のこと、日本に生まれたシュルレアリスム研究会の記録など、多様な軌跡をたどることのできる一巻。巻末に数少ないイギリス近代絵画論を併せおさめた。
月報 ヨシダ ヨシエ・矢川澄子・郁乎